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経営サポート隊通信
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Vol.59 2016年11月号

2016年11月22日

こんにちは!!

11月になりました。

皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

今月も経営サポート隊通信を

元気にお届け致します!

  

【河合由紀子のちょっとイイ話】(『週刊東洋経済』2016年9月3日号 P72~73)

雑誌『週刊東洋経済』が初めて松下幸之助に行ったインタビューが再掲載されていた記事がありましたので、内容を一部ご紹介したいと思います。

「事業家として立つことを決心されたのはいつ頃ですか?」との問いに対し、松下幸之助は下記の様に答えています。

「僕が事業家として立とうと思ったのは…。さあ問題や、商売をしようと思ったのと、事業家として立とうと思ったのとではちょっと意味が違う。商売をやろうと思った動機はあるのですが。それは体が弱かったからです。僕はある会社に勤務しておった。電灯会社の職工をしていたのです。当時肺尖を患っておったのでときどき熱が出るんです。(中略)そういう状態で結婚して夫婦でおったわけですから、その日の生活の脅威というものを感じます。そこでせめて3日休んでも収入のあるようなことをしてみたい。それには商売がよかろう。ぜんざい屋がちょうどいい、ぜんざい屋でもしようかと考えたのです。細君にもぜんざい屋ならできるだろう。こういうことを考えて商売をすることになったのですが、さて、ぜんざい屋をするというときになって、たまたまソケットというものを考えて、ぜんざい屋をやめてそれをしたということなんです。だから遠大な計画があってのことでも何でもないのです。

やがて200人になり250人の規模になったとき、初めて事業家としての使命が何かあるんじゃないか、それはどこにあるのかということを考えた。それはどんな考えかというと、当時個人経営でしたが、この仕事は個人のものと違うと思った。世間から委託されているものであって、だからその委託者に忠実に仕事をすることが、事業家としての使命である。こういうことを考えた。だから私事を許さない。それ以来は個人経営だけれど個人のカネと店のカネを区別した。そしてずっと毎月決算して、当時幹部もできていたので、その幹部にも見せ、今月は諸君の努力によってこんなに儲けたと、毎月利益を発表しました。」

最初は、何とか生活を安定させたいという想いで起業したけれど、規模が大きくなるにつれ、個人経営から事業家の使命に目覚めていく様子がよくわかります。また、体が弱く人に任せざるを得なかったことが、逆に幸いして、企業を大きく発展させることができたということも記事にはありました。ただ、任せたままにするのではなく、最終的には自分がやる覚悟はもっていたともありました。運ももちろんあったとは思いますが、考え方価値を生み出していったことが良くわかります。


Vol.58 2016年10月号

2016年10月10日

こんにちは!!

10月になりました。

今年も残り3ヶ月です。

今年の目標は達成できそうですか?

そろそろ、1年を振り返る準備にとりかかってみてはいかがでしょうか。

今月も経営サポート隊通信を

元気にお届け致します!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

組織のコミュニケーションは円滑ですか?

企業、業界の任意団体、趣味のサークル、家族と、何人か人が集まれば、ちょっとした行き違いにより思い違いが起きたり、ぎくしゃくしてしまうことがあったりして、メンバーの力が存分に出し切れないことがあります。なぜそんなことになってしまうのでしょうか?そんな時、解決のキーは「コミュニケーション」であることが多いです。

先日、あるお客様の幹部の方向けに、会社の現状と将来を考えるセミナーを開催させていただきました。製造業のお客様ですが、普段は、真面目に黙々とそれぞれの仕事をしておられるため、意識してコミュニケーションをとられたことはあまりありませんでした。お越しいただいて、プログラムを進めていくと、これまで感じておられたことや考えておられたことが共有され、とても活発な議論になりました。最後は前向きなパワーをみなぎらせて、皆さん決意を新たにされた様子でした。

経営者は最終的に決断をし、責任を負わなければなりません。しかし、複雑で変化の激しい世の中で、ひとりで全てを把握し、決断することは困難を極めます。一つの組織に集まった人が、知恵を出し合い、ひとつの目標に向かって結束することにより、組織はより強いものになります。

普段忙しいということを理由に、コミュニケーションを二の次にされていませんか?すぐには利益に結びつかないかもしれませんが、強い組織は利益を上げるためには不可欠です。そして、強い組織作りには、コミュニケーションがどのようになされているかが重要です。

私どもの専門分野である「お金」は業績という結果をわかりやすく表す指標となります。また、「お金」がなければ企業は生きていけませんので、とても大切なものです。しかし、「お金」は単独では動きません。人が考え、動いてはじめて動きます。強い組織を作っていただき、100年企業を共に目指すために、私どもでは組織活性化のお手伝いをさせていただいております。ご興味を持っていただきましたら、担当者まで是非お声掛けくださいませ。


Vol.57 2016年9月号

2016年09月12日

こんにちは!!

9月になりました。

暑さも少し和らぎましたが

皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

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【河合由紀子のちょっとイイ話】
(「できる人の会議に出る技術」 日本能率協会マネジメントセンター)

普段どのような会議に出席されることがあるでしょうか?会議の良し悪しによって、組織の成果が出るか否かが変わってきます。今回は、書籍を引用しながら、会議について「そもそも会議とは何か」考えてみたいと思います。

「会議:会合して評議すること。何かを決めるため集まって話し合うこと。その会合。」広辞苑にはこのように書かれています。会議は会社における重要なビジネス・コミュニケーションの手段です。ビジネスの上で必要な情報交換や意思決定のために関係者が顔を合わせて議論すること自体を一般的には「会議」と呼んでいるのです。よって、会議は「組織として最善の意思決定を行うため」「キーパーソン(意思決定の鍵となる人)である3人以上の関係者が一同に会し」「その課題、プロセス、行動について議論して結論を導き出すこと」と定義できます。その背景にある意図を整理すると次のようになります。

・企業組織として最良の意思決定ができる
・キーパーソンの合意形成ができる
・関係者が集まることで迅速な意思決定ができる
・意思決定に関与することで参加意識を持たせる

このように、会議は合意形成に大きな意義があります。組織はたくさんの人から成り立っています。組織が抱える課題にも一人ひとりが異なる意見を持っています。関連部門やグループの代表者や担当者が集まり、それぞれの意見や主張をぶつけ合って議論し、組織にとって最良の意思決定を行う、そのために会議はあるのです。

いかがでしょうか?会議という名称をつけていなくても、集まって話されることはあるのではないでしょうか?しっかり目的を持って話を進めるのと、そうでないのとでは全く効果は変わります。

私どもでは、会議の設計や運営のサポートもさせていただいておりますので、是非お声掛けください。


Vol.56 2016年8月号

2016年08月01日

こんにちは!!

8月になりました。

暑い夏、

皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

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【河合由紀子のちょっとイイ話】

先日、『グッドライ~いちばんやさしい嘘~』という映画を見ました。

1980年代にアフリカのスーダンの内戦により、親を亡くした子供たちが、長い道のりを経て難民キャンプに辿り着き、その後アメリカに亡命します。アメリカで、文化の違いに戸惑いながらも、まっすぐ人生と向き合っていく若者たちが描かれている映画です。

冒頭のシーンで、内戦により武器を持たない素朴な暮らしをしている人々の村が、ヘリからの爆撃や銃撃を受ける場面があります。罪のない人の命を奪う人間の愚かさに怒りを覚えるとともに、攻撃から逃れ、安全な場所へ旅立つ子どもたちに人間の強さを感じました。また、難民キャンプまで、様々な苦労を乗り越え1200キロ以上徒歩で歩き辿りつきますが、人間の生命力を感じました。

 

この映画の最後に次の文章が画面に流れます。

「早くいきたいなら、一人で行きなさい。

遠くへ行きたいなら、みんなで行きなさい。」

 

アフリカの諺だそうです。

この諺を読んで、またこの映画を見てしみじみと感じたことがあります。

一人で動く方が自分のペースで効率よく、大人数で動くよりも早く目標に辿り着けるでしょう。

しかし、苦難を乗り越えながら、当初の目標よりももっと遠くへ行くには、仲間が必要です。人は仲間と力を合わせることにより、ありえない成果をもたらすことができるものです。

人が食事により体に栄養を送り、生命を維持するように、人から与えられる励まし、賞賛、共感やなぐさめにより心に栄養が送り込まれ、やる気と能力が開花するものです。人は体の栄養だけでは生きていけません。心にも栄養が与えられることにより、心身ともに健康になり、夢の実現に向けて前向きに動き出すことができるのです。

河合税理士事務所では、心の栄養が組織の活性化に繋がると考えております。セミナーを通じて組織が活性化する仕組みをご提供しておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。


Vol.55 2016年7月号

2016年07月11日

こんにちは!!

早いものでもう7月、

今年も折り返しですね。

皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

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【河合由紀子のちょっとイイ話】

ピーター・F・ドラッカーという名前をお聞きになったことはありますでしょうか?ウィーン生まれの経営学者で、多くの経営に関する名著を遺しています。

ドラッカーの言葉の中に下記のものを見つけました。

『中小企業の最高責任者は、他の誰にも任せることのできない次の二つの課題に取り組む時間を必ず持てるように、自分の職務を構成しなければならない。その一つは、「外部」向けの時間、すなわち、顧客、市場、技術のための時間であり、もう一つは、「内部(社内)」の基幹要員とじっくり会うための時間である。間違っても机にしばりつけられるようなことがあってはならない。』

いかがでしょうか?

企業は外部とのかかわりなしに生きていくことはできません。だから、経営者は常に外部の環境に直接触れている必要があるということです。

次に、組織運営についても、自ら社内の鍵となるスタッフのところに出向き、現場に自ら赴くことが大切であるということを伝えています。

特に中小企業は、人とお金の面で大企業に比べてどうしても劣ってしまいます。だから、トップが直接現場と繋がることができるという強みを活かして、直接現場の情報を素早く収集し、独自の管理方式で組織を動かすことが重要です。

それを実現するためにも、経営者は自由な時間を持つことが必要であると、ドラッカーは言っています。特に予定が決まっていない時間をとることで、「外部」に触れ「内部」からは情報収集し、想いを伝える時間を取ることができ、中小企業ならではの生き方を実現することができるのだと思います。


Vol.54 2016年6月号

2016年06月20日

こんにちは!!

梅雨のジメッとした季節になりましたが、
皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

今月も経営サポート隊通信をお届け致します!

 

 【河合由紀子のちょっとイイ話】

先日、ビジネス文書について改めて勉強する機会がありました。知っているようで知らないことが多く、反省することもたくさんありました。

また、現代社会ならではの落とし穴にも気づかされました。昔は上司に印鑑をもらわなければ社外に文書を出すことができませんでしたが、現在はメールなどで社外に文書を直接出すことが多くなっています。これは、つまりビジネス文書の書き方について、鍛えられる機会が少なくなっているということです。しかし、会社や組織の名称をつけて社外に出す文書は、社内の承認を得ていなくても、対外的には「公式」の文書と位置付けられます。うっかり恥ずかしい文書が外に出てしまわないよう、より一層ビジネス文書に関する教育が必要だと感じました。

ビジネス文書の考え方は「短く・易しく・正確に」ということです。

一文の長さは、40~50字程度、一段落は100~120字程度を目安にすると読みやすいようです。

また、漢字は「常用漢字」が原則で、全体として漢字の率は30%台が一般的です。ちなみに、新聞は37%前後ですので、そのくらいの感覚に目が慣れているということです。

他にも、ダブリは下品な感じを与えるので注意が必要です。例えば、「~だけに限る」→「~に限る」、「過保護すぎる」→「保護しすぎる」、「約1時間ぐらい」→「約1時間」などです。ついつい使ってしまっていることがあるかもしれません。

他にも、『「殿」「様」論議』というものがあります。昭和27年の国語審議会では、『①「さん」を標準のかたちとする、②「さま(様)」はあらたまった場合のかたち、また慣用語に見られるが、主として手紙の宛名に使う、③将来は、公用文の「殿」も「様」に統一されることが望ましい』とされています。つまり、「殿」は国や地方公共団体が職務上作成するものに使われ、その他はビジネス文書では「様」を使うのが一般的ということです。

とにかく迷った時は、現在国が何を標準と定めているのかを知ることにより、判断することができます。なぜなら、時代により日本語は変わっているからです。ただ、標準を知らずに我流でビジネス文書を作成すると、危険を伴うということですね。


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