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経営サポート隊通信
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Vol.60 2016年12月号

2016年12月02日

こんにちは!!

12月になりました。

皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

今月も経営サポート隊通信を

元気にお届け致します!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

企業の「成長」と共に私が大切に考えているのは「継続」です。

人間はいずれ命がなくなってしまいますが、組織として活動している限り企業には永遠に継続する可能性があります。「企業が継続すること」は社会にとって様々なメリットがあります。例えば、継続的な雇用が確保される、技術やノウハウが消滅しない、良い組織の風土が受け継がれるなどが考えられます。逆に言えば、社会にとって継続するメリットがなくなってしまった企業は、いずれ自然に淘汰されてしまうということかもしれません。

企業が継続する上で最も大切なことは何でしょうか?資金、ビジネスモデル、人、色々なことが考えられます。しかし、最も大切なことは、これらの様々な要素を使って企業を継続させ、成長発展させるための指令を出す経営者ではないでしょうか。いくら良い道具がそろっていても、それを使う人次第で道具は活かされる場合もありますが、役に立たない場合もあります。企業にとって、道具を使うのは経営者です。経営者が変われば状況はすっかり変わります。中小企業にとって社長の交代は一つのおおきな節目になります。

昨今、社長の平均年齢が上がってきており、既に60歳を超えています。社長交代つまり事業承継の重要性は世間でも頻繁に話題になり、よく分かっているという社長も増えてきました。ただ、実際には社長交代はあまり進んでいません。これはどうしてなのでしょうか?

まず、事業承継に取り組もうとしても、様々な不安や悩みが障壁として立ちはだかります。例えば、譲る側(経営者)は「息子が頼りなくていつまでも任せられない」「社内に後継者候補がいない」「事業承継でやるべきことがわからない」といった不安を抱えています。また、継ぐ側(後継者)は「親父がいつ譲ってくれるのか全くわからない」「親父がいつまでたっても自分に任せてくれず困る」「こんなに厳しい会社を継ぐ気はしないが、仕方ないか」といった不安や悩みを抱えています。従業員は「社長が辞めたら次はだれが継ぐのだろう」「本当にあの頼りない息子で大丈夫か」「会長の親父と、社長の息子の言うことが違う。どちらを向いたらよいのかわからない」といった具合です。これらの迷いや不安はどれも良く理解できるものですが、いつ決断し、何から解決していけばよいかわからないまま月日だけが過ぎていくという状態になっているのが現実ではないでしょうか。

このまま時間だけが過ぎてしまうと会社を清算せざるをえない、あるいは最悪の場合倒産といった結果になってしまう可能性も考えられます。ではどうすれば良いのでしょうか?

その内容については次号から詳しく解説していきます。


2016年12月の金言

2016年12月02日

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Vol.59 2016年11月号

2016年11月22日

こんにちは!!

11月になりました。

皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

今月も経営サポート隊通信を

元気にお届け致します!

  

【河合由紀子のちょっとイイ話】(『週刊東洋経済』2016年9月3日号 P72~73)

雑誌『週刊東洋経済』が初めて松下幸之助に行ったインタビューが再掲載されていた記事がありましたので、内容を一部ご紹介したいと思います。

「事業家として立つことを決心されたのはいつ頃ですか?」との問いに対し、松下幸之助は下記の様に答えています。

「僕が事業家として立とうと思ったのは…。さあ問題や、商売をしようと思ったのと、事業家として立とうと思ったのとではちょっと意味が違う。商売をやろうと思った動機はあるのですが。それは体が弱かったからです。僕はある会社に勤務しておった。電灯会社の職工をしていたのです。当時肺尖を患っておったのでときどき熱が出るんです。(中略)そういう状態で結婚して夫婦でおったわけですから、その日の生活の脅威というものを感じます。そこでせめて3日休んでも収入のあるようなことをしてみたい。それには商売がよかろう。ぜんざい屋がちょうどいい、ぜんざい屋でもしようかと考えたのです。細君にもぜんざい屋ならできるだろう。こういうことを考えて商売をすることになったのですが、さて、ぜんざい屋をするというときになって、たまたまソケットというものを考えて、ぜんざい屋をやめてそれをしたということなんです。だから遠大な計画があってのことでも何でもないのです。

やがて200人になり250人の規模になったとき、初めて事業家としての使命が何かあるんじゃないか、それはどこにあるのかということを考えた。それはどんな考えかというと、当時個人経営でしたが、この仕事は個人のものと違うと思った。世間から委託されているものであって、だからその委託者に忠実に仕事をすることが、事業家としての使命である。こういうことを考えた。だから私事を許さない。それ以来は個人経営だけれど個人のカネと店のカネを区別した。そしてずっと毎月決算して、当時幹部もできていたので、その幹部にも見せ、今月は諸君の努力によってこんなに儲けたと、毎月利益を発表しました。」

最初は、何とか生活を安定させたいという想いで起業したけれど、規模が大きくなるにつれ、個人経営から事業家の使命に目覚めていく様子がよくわかります。また、体が弱く人に任せざるを得なかったことが、逆に幸いして、企業を大きく発展させることができたということも記事にはありました。ただ、任せたままにするのではなく、最終的には自分がやる覚悟はもっていたともありました。運ももちろんあったとは思いますが、考え方価値を生み出していったことが良くわかります。


2016年11月の金言

2016年11月22日

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Vol.58 2016年10月号

2016年10月10日

こんにちは!!

10月になりました。

今年も残り3ヶ月です。

今年の目標は達成できそうですか?

そろそろ、1年を振り返る準備にとりかかってみてはいかがでしょうか。

今月も経営サポート隊通信を

元気にお届け致します!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

組織のコミュニケーションは円滑ですか?

企業、業界の任意団体、趣味のサークル、家族と、何人か人が集まれば、ちょっとした行き違いにより思い違いが起きたり、ぎくしゃくしてしまうことがあったりして、メンバーの力が存分に出し切れないことがあります。なぜそんなことになってしまうのでしょうか?そんな時、解決のキーは「コミュニケーション」であることが多いです。

先日、あるお客様の幹部の方向けに、会社の現状と将来を考えるセミナーを開催させていただきました。製造業のお客様ですが、普段は、真面目に黙々とそれぞれの仕事をしておられるため、意識してコミュニケーションをとられたことはあまりありませんでした。お越しいただいて、プログラムを進めていくと、これまで感じておられたことや考えておられたことが共有され、とても活発な議論になりました。最後は前向きなパワーをみなぎらせて、皆さん決意を新たにされた様子でした。

経営者は最終的に決断をし、責任を負わなければなりません。しかし、複雑で変化の激しい世の中で、ひとりで全てを把握し、決断することは困難を極めます。一つの組織に集まった人が、知恵を出し合い、ひとつの目標に向かって結束することにより、組織はより強いものになります。

普段忙しいということを理由に、コミュニケーションを二の次にされていませんか?すぐには利益に結びつかないかもしれませんが、強い組織は利益を上げるためには不可欠です。そして、強い組織作りには、コミュニケーションがどのようになされているかが重要です。

私どもの専門分野である「お金」は業績という結果をわかりやすく表す指標となります。また、「お金」がなければ企業は生きていけませんので、とても大切なものです。しかし、「お金」は単独では動きません。人が考え、動いてはじめて動きます。強い組織を作っていただき、100年企業を共に目指すために、私どもでは組織活性化のお手伝いをさせていただいております。ご興味を持っていただきましたら、担当者まで是非お声掛けくださいませ。


2016年10月の金言

2016年10月10日

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