Vol.38 2015年2月号
2015年02月10日
1月はあっという間に過ぎ気が付けば2月!
2月と言えば節分、入試、確定申告などなど
意外と節目になるイベントが多いような気がします。
それでは、今月も元気に経営サポート隊通信
をお届けいたします!!
【河合由紀子のちょっとイイ話】(致知2015年2月号P36~39)
時代はこれまでのルールが通用しない未知の領域に突入しつつあります。この未曾有の変化の中を、我々はいかに歩んでいけばよいのでしょうか。行動観察という新しいマーケティング手法により様々な分野でイノベーションを巻き起こしている松波晴人氏が、未来をひらく視点や考え方について話されている記事がありましたので、紹介させていただきます。
『私たちはこれまで、ある一定の「正解」の下で活動をしてきました。ところがいまは、変化のスピードが速くなることで正解のない時代となり、我々自身が「正解」を生む必要が出てきました。組織にも個人にも、大きな変化が求められる時代なのです。…従来の枠組みの中でただ改善を繰り返すだけでは到達できない領域です。求められるのはリフレーム、つまり枠組みそのものを変え、まだ誰も気づいていない新しい価値を生み出すことなのです。このリフレームを、どのような場でも能動的に引き起こすために推進しているのが、「行動観察」という新しい手法です。
行動観察とはその名のとおり、対象となる“場”に行き、そこで行われている行動や言動を観察する方法論です。…以前、高齢者向けの新しいビジネスを立ち上げたいというご依頼を受け、高齢者の行動観察をしたことがあります。その際、…一人暮らしのお爺さんのご自宅を訪問している最中に、ご自分で注文したという鮭が一匹北海道から送られてきたことがありました。一人ではとても食べきれない量でしたが、ご近所に配りたいので頼んだとのことでした。こうした観察結果から見えてきたのは、お年寄りは、相手に何某かの貢献をしたい、ありがとうと喜んでもらいたいという気持ちをもっているということでした。社会との繋がりが希薄になってくるため、身近な相手に喜んでもらうことを通じて、少しでも世の中の役に立っている実感を得たいと思っておられるのです。そういう視点で既存の養老施設を見てみると、毎日いろんな催しを行い、お年寄りを楽しませようと頑張っているところがほとんどです。しかし、それはお年寄りが本当に求めているものとは違うのではないか。お年寄りに与えるばかりでなく、逆にお年寄りの側から何かを提供してもらえる場を演出する方が喜ばれるのではないか、という発想の転換に至ったのです。これがまさしくリフレームというものです。
…世界ではいま、次々と新しい土俵が生まれつつあり、日本も手をこまねいていては、他の国や会社の下請けのような立場に甘んじることになります。加えて、目覚ましい進歩と遂げつつあるコンピューターやロボットに、人間の仕事が次々と奪われつつあります。こういう厳しい状況下で未来をひらいていくためには、解釈する力と創造性を磨いていくことが重要だと思います。…目の前のお客さんが何を求めているかを察して行動に移す、日本のおもてなしの精神にも通ずるものがあります。この力を養うためには、とにかく様々な場所に出かけて目を養うことが大切です。』
枠組みそのものを変えるために、想像ではなく実際に観察して「解釈する力」と「創造性」を身につけることが重要ですね。枠組みを変えるというととても難しく大変なことで何から手を付けていいやら…となってしまいがちですが、課題のあるところを観察することは実行しやすく、具体性もありとても良い方法だと思います!








