Vol.77 2018年5月号
2018年05月01日
気持ちの良い季節になってきました。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?
今月も経営サポート隊通信を
元気にお届けします!
【河合由紀子のちょっとイイ話】
ダイバーシティという言葉をよく聞くようになりました。
改めてダイバーシティを調べてみると、次のようにまとめられていました。
「雇用の機会均等、多様な働き方を指すことば。もともとは、アメリカにおいてマイノリティーや女性の積極的な採用、差別のない処遇を実現するために広がったもの。その概念が広がりを見せ“多様な働き方”を受容する考え方として使われるようになった。日本においては、人種、宗教等よりは、性別、価値観、ライフスタイル、障害等の面に注目した多様性として捉えられている傾向がある。現在、人権等の本質的な観点だけでなく、将来的な少子高齢化による労働力人口の減少等に対応した人材確保の観点から“ダイバーシティ”に取り組む企業が増加している。」
つまり、多様な人が、多様な働き方ができるようにうまく役割分担しようということではないでしょうか。一般的に、「ダイバーシティ」イコール「女性を活用すること」と考えられているようなところがありますが、元来そういう意味ではないことがわかります。そして、大企業における取組というよりは、中小企業の方が得意な分野かもしれないと感じます。小規模だからこそ細かい融通が利く、お互いの顔が見えているからこそ、家族も知っているからこそ、個人の事情を考慮した仕事の割り振りができる、といったことは結構あるのではないでしょうか。
今後人口が減少していく中で、確保できる人材は少なくなっていくことは目に見えています。実際にはコストの計算が重要ですが、AIなどを使って機械化できる部分は機械化し、人間にしかできない仕事を切り分けるということが、その解決方法の一つではあります。しかし、機械ができることには限界があります。逆に優秀な人材の確保は、今後ますます企業の競争力に影響を与えるのではないでしょうか。例えば時間的に制約がある、自宅で勤務したい、など、個々の事情に応じた働き方を組み合わせて、人材を確保するのも一つの方法かもしれません。インターネットなどを駆使すれば、他にも工夫次第で様々な働き方ができるようになる可能性があります。
私も子育てをしながら仕事をしていますが、いつも事務所のスタッフにはいろいろと助けてもらっています。本当にありがたいことです。そして、この経験を何かに活かすことができないか、新しい働き方を模索中です。何かアドバイスがありましたら是非教えてください。