Vol.52 2016年4月号
2016年04月11日
こんにちは!!
皆さまお元気にお過ごしでしょうか?
4月は桜の季節ですね。
春はなにか新しいことが始まりそうな
ワクワクした気持ちになりますね。
今月も頑張りましょう!
【河合由紀子のちょっとイイ話】
先日、お客様の中期経営計画作成サポートをさせていただきました。経営理念や行動指針など社長の思いを伝える基盤となるものをまとめ、5ヶ年の数値計画まで立案することができました。
文章にすると簡単にできてしまうように思いますが、時間をかけてまとめ上げていく過程はとてもドラマチックです。「なぜこの会社を経営しようと思ったのか?」「社長は社員にどんな想いをもっているのか?」などなど、これまでなんとなく考えられてきたことを口に出し、文章にし、まとめていく作業は様々な気付きを与えてくれます。
いつも私には、社員に対する素敵で大切な想いを常に話されていた社長が、実は社員にはその想いを伝えられていなかったことが分かりました。照れくささもあったかもしれません。でも、私が社員だったらその想いを聞いたら泣いてしまうかもしれない内容で、伝えないなんて勿体ないと思いました。しかし、何かのきっかけがなかったら話す機会がないのが普通です。そんな想いを伝える場が、中期経営計画発表会です。
4月から新年度を迎えるこのお客様は、4月1日に経営計画発表会を予定されています。社長の想いを伝えたら、次は社員の番です。社長の想いはどういうことなのか、社員がその意味を考え、咀嚼し、さらに深めていく予定です。社長の想いは伝えるだけでは浸透しません。社員一人一人が自分のこととして考えるためには、実際にそのような場の設定が必要です。
これからこのお客様がどのように変わっていかれるか、とても楽しみです。企業の資源は人・モノ・金と言いますが、一人一人の人がどのような考え方なのかによって、組織の成果は全く違います。経営計画立案と共有を通じて、ベクトルが同じ方向に向かい、組織の力が発揮されるということは、間違いないと確信した出来事でした。