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経営サポート隊通信
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Vol.170 2026年2月号

2026年02月02日

寒い日が続きますが                     
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今月も元気に経営サポート隊通信を
お届けいたします!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

今月は『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書(致知出版)』から、「イチローの仕事の流儀(山本益博)」をお届けいたします。

『イチロー選手に初めて直接会ったのは、2004年にメジャー歴代シーズン最多安打記録を塗り替え、262安打という金字塔を打ち立てた、その翌年のこと。場をセッティングするにあたり、東京を代表する食べ物である天ぷらかお鮨を味わってもらいたいと思い、仲介の人を通じて尋ねると、驚くべき答えが返ってきた。「天ぷらについてはよく知らないので、できればお鮨にしてください」。なかなか出てくる言葉ではない。普通だと「お鮨が好きだから」と言うはずだ。

当日、「すきやばし次郎」で食事をしたのだが、食べ終わった時、店主の小野二郎さんに言ったひと言も圧巻だった。「次は、僕一人で来てもいいですか」。これもやはり「美味しかったのでまた食べに来ます」。と言うのが一般的だろう。実に謙虚な人であり、人として尊敬できると感じた。

食事の後に行ったインタビューで私は開口一番、こう質問した。「ヒットで出塁すると右肘のサポーターをベースコーチャーに渡した後、ヘルメットの耳当ての穴にバッティンググローブをしたままの右手人差し指を入れますけど、あれはどういう意味なんですか」

すると、彼は最初、「そんなことするかな」と言った後、「緩いヘルメットを被っているから、直しているんだと思います」と答えた。すかさず「いいえ、フォアボールの時にはやりません。ヒットで出塁した時にやります」と返すと、しばらく考え込んで、「ああ、リセット」と言った。「僕はクリーンヒットでもボテボテの内野安打でも嬉しくて顔に出ちゃう。でも笑ってなんかいられない。一瞬のうちに気持ちを切り替えて次の局面に向かうために無意識にやっていたんでしょう」

本人も気がついていなかった点に着眼したその質問が受けたのだろう。「もっと聞きたいことがあるので、改めてお時間をいただけませんか」との打診に「いいですよ」と言ってくれたばかりか、普段は単独インタビューを断っているにも拘わらず、1時間半以上に及んで私の単独インタビューに応じてくれたのである。

その時のインタビューで最も心に残っているのは、目標設定に関する次の言葉だ。「目標は高く持たないといけないんですけど、あまりにも高すぎると挫折してしまう。だから、小さくとも自分で設定した目標を1つひとつクリアして満足する。それを積み重ねていけば、いつかは夢のような境地に辿り着く」

別のインタビュー記事でもこう表現している。「小さなことを重ねることがとんでもないところへ行く唯一つの道」今の自分とかけ離れた目標ではなく、努力すれば手の届く小さな目標を設定し、その目標をやり切り、自分との約束を守る。そうして満足感や達成感を積み重ねていくことが大事。この積み重ねるというのは、情熱を持ち続けていないとできないことだろう。』

“努力すれば手の届く小さな目標”を設定しやり切り、そしてその次の目標へと向かうことを“続ける”さきに、大きな目標達成が待っているという話はよく聞きますが、実際にそれを実現するためには、それを続ける“情熱”がなくてはならないのだと思います。


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