経営サポート隊通信 | 大阪の経営支援ならプラス・パートナー
今月の金言
今月の金言

2018年9月の金言

2018年09月07日

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Vol.81 2018年9月号

2018年09月07日

こんにちは!!

9月になりました。

今年は特に暑い夏になりましたが、

涼しくなってくれるといいですね。

それでは、今月も経営サポート隊通信を

元気にお届けします!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

「経営するということは、たどり着きたい先を示し、そこに向かって道を切り開いていくことである」と、あるお客様に教えていただきました。後から考えれば、こうすれば近道だったとか、結果的にうまくいったとか、何とでも言えますが、やってみるまでは成功するか失敗するか、やっていることが正しいか間違っているか、わかりません。ただ手探りで前に進むしかないのです。

たどり着きたい「ありたい姿」を描くことも難しくなってきました。わが社は、わが社のみで生きているわけではありません。例えば、世界の中の、日本という国で事業をしているとしても、世界の人口の動向や中国の政治がわが社に影響することもあるでしょう。また、AIなど様々な技術の進化が、これまでの常識では考えられない世界を作り出すことになるのも、そう遠い先の話ではないでしょう。様々な不確実なものに影響されながら、かじ取りをしていかなければならないというのは、いつの時代でも同じことかもしれません。しかし、変化のスピードや情報の多さは、ここ数年で考えても、判断をより難しくしているといえます。

経営の最終的な責任者は当然社長にあります。だから、社長が判断し、社員はそれに従うというのが正しい姿です。しかし、では社長は自分の勘や直感のみで判断してよいのか、というと、そうではありません。判断する責任は社長にありますが、判断するまでに、現状を見て、様々な意見を聞き、未来を考えるというプロセスが必要です。

また、社長一人で経営されている場合は別ですが、一人でも人を雇用すれば、社内での意思疎通が必要になってきます。規模が大きくなればなるほど、意思を統一して組織を動かしていくということが、難しくなってきます。

未来を描き組織を動かす、そのための一つの手段として組織を活性化するためのサポートを「わが社の未来を考えるワークショップ」や「問題解決会議」を通じてさせていただいております。すぐに効果があるものではないかもしれませんが、組織に活力を生むきっかけとして、お使いいただけたらと思いますので、いつでもお声がけくださいませ。


2018年8月の金言

2018年08月09日

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Vol.80 2018年8月号

2018年08月09日

こんにちは!!

毎日暑い日が続きますが

いかがお過ごしでしょうか?

異常気象と言われる暑さです。

熱中症にはご注意ください。

それでは今月も経営サポート隊通信を

元気にお届け致します!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

(「社長の条件」一倉定 日本経営合理化協会出版局)

今月は、「社長の教祖」と言われた経営コンサルタントである一倉定の著書から抜粋です。

「企業の成果は、企業の内部にあるのではなくて、外部にある。売れてはじめて成果が生まれる。

商品は、それがどのような高性能・高品質であろうとも、売れなければスクラップ同然であり、いくら能率的に生産しても、それが低収益製品であれば、労多くして効は少ないのだ。ましてや、仕事そのものが不足して、操業度が低下すれば能率も合理化もあったものではない。大幅に収入は減っても、人件費・経費の方はあまり減らないのだ。

仕事が不足するという状態は、季節商品をつくっている会社にしばしば起こる現象である。そうした会社では、まず何をおいても閑散時の仕事をみつけることである。たとえ多少収益性が低い仕事であっても、そのための費用はあまりふえず、収益の大部分が増分の収入になるからだ。こうしておいてから、次の手を考えるのが正しい態度である。

営業活動がなければ、好収益製品を受注したり、販売したりすることはできない。高収益経営の実現は積極的な営業活動あっての話であり、効率化のケン引車になるのは営業活動なのである。

ところが、中小企業経営者は、技術は得意でも営業は苦手の人が多い。自分が苦手だからといって、営業活動に力を入れないというのでは困る。好みに合わないからといって、済ませられる問題ではない。事は会社の浮沈に関する重大事なのだ。自分が苦手ならばなおのこと、なおざりにしてはいけないのである。

わが国の中小企業の生産性が低いのは、その重要な原因の一つに、営業力の弱体があげられる。

親会社の値下げ要求を、その代償として、「仕事をたくさんもらう」ことを条件にして、泣く泣くのんでいる会社がいかに多いことか。それにしてもなんというオメデタイ交換条件であろうか。相手は「ウン」と言うにきまっているし、だからといって、仕事を継続的にもらえる保証など何もないからである。支払い条件の改善も値下げの反対給付として、とりかわされていることが多いが、そんな約束はないも同然、たちまち反故にされることは目に見えているのだ。

もしも営業力が強ければ、限度を越した値下げ要求なんかはねつけて、仕事をくれなければ自力で仕事をみつけてくることができる。支払い条件を守らなければ抗議を申しこみ、きかなければ仕事を返上するくらいのことができなければ経営者としては落第である。」

 

厳しい言葉ですが、多くの経験から出る的を射た言葉だと言えるのではないでしょうか。


2018年7月の金言

2018年07月02日

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Vol.79 2018年7月号

2018年07月02日

こんにちは!!

早いものでもう7月になりました。

今年の夏も暑そうですが

夏バテせずに乗り切りましょう!

 

それでは今月も経営サポート隊通信を

元気にお届け致します!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

私が祖父から事務所を引き継いで丸9年が経ち10年目に入りました。あっという間の10年でした。

私の事業承継は、祖父が亡くなったのがきっかけでした。経営者になる準備は全くと言っていいほどできておらず、戸惑いながらも、がむしゃらに進んできたように思います。沢山のお客様、そしてスタッフと家族に支えられ、おかげさまで大過なくここまでくることができました。また、ありがたいことに、弟である副所長の力も加わり、色々な方からお声がけいただきましてお客様も順調に増えております。本当に運の良い事業承継をさせていただいたと思っております。

私の場合は、準備がほとんどできていない状態でも、たまたま運よく多くの人に支えられながら、現在も順調に事業をさせていただいておりますが、必ずしも準備なしでうまくいくとは限りません。実際、お客様の中には、事業承継を大きな課題であると感じていらっしゃる方もたくさんおられますが、何から進めてよいのかわからず、漠然と不安を感じていらっしゃるのが現状ではないでしょうか。

ところで、そもそも事業承継の成功とは何でしょうか?株の移転がうまくできて、後継者が代表になることでしょうか?もちろん形として株の移転や代表の交代は必要ですが、それができたから成功であるとはいえません。ただスタートを切ったというだけのことです。後継者が、生涯をかけて経営に取り組み、さらに次の後継者にバトンタッチできたときに、その成否があらわれると言えるのではないでしょうか。

だから、事業承継を成功させるカギは「後継者」にあるのです。いくら今順調な業績であっても、世の中が変われば努力が報われない場合もあります。方向性を決め、どんな時代にも順応しながら舵取りをしていくことが、経営者には求められます。それをしていくのは、現経営者ではなく事業を引き継いだ後継者なのです。しかし、引き継ぐ事業は現経営者に合わせたサイズや仕組みになっています。後継者の立場を考えると、身の丈に合わない事業を引き継ぎ、たくさんの利害関係を整理し、理解しながら舵取りをしていかなければなりません。それができるようになるためには、後継者自身の成長が不可欠です。

学校の勉強と違い、答えがひとつでないのが経営です。成功するための基本的な考え方は学べば身に付きます。後継者の方には是非、事業承継と経営を体系的に学ぶ機会をもっていただきたいと思います。

 

私どもでは全国の専門家と連携して「後継者の学校」を開催しております。事業承継をきっかけに事業が磨かれ、明るい未来が描けるように共に学びませんか?

詳しくはホームページhttp://school-k.jp/ または河合税理士事務所まで電話でお問合せください。


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