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経営サポート隊通信
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Vol.86 2019年2月号

2019年02月01日

こんにちは!!

早いもので年が明けてもう1ヶ月経ちました。

今月も前向きに!

それでは、経営サポート隊通信を元気にお届け致します!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】(『社長の条件』一倉定 日本経営合理化協会出版局 より)

今月は、中小企業のコンサルタントとして活躍した一倉定氏の本から、「社長の仕事」について書かれた部分を抜粋します。

『社長という職業は、毎日精励恪勤(かくきん)して、社員の仕事を指導し、社員の感激するような思いやりをかけてやればすむような生やさしいものではないのだ。変転きわまりない客観情勢の中で、激しい競争に打勝って、会社を存続させ発展させるために、社長は全力を上げなければならない。それは、会社の誤りない将来の方向を決めることなのである。社長が社員の方ばかり向いていたら、将来の方向を決めることなど、できるはずがない。会社の将来の正しい方向は、客観情勢の変化を見ずに決められるものではないからだ。

会社の誤りない方向を決めることの難しさは、言語に絶するものと言っていい。いくら時間があっても足りないのに、実際にはごく僅かな時間しか与えられず、手持の情報は不完全極まるものなのである。そのような状況の中で、とにもかくにも事態を判断し、決定を下さなければならないのが社長の仕事である。社員の心情など、考えてやりたくとも、考えてやるひまなどないはずである。心の中で社員にわびながら、これを無視しなければならないのだ。本当に社員の幸せを実現するための、会社の将来の発展を考えるのが社長の役目なのだ。

~中略~それは、あたかも台風の真只中で、激浪に翻ろうされている船のブリッジに立った船長が、船の安全のために全力をつくす姿に似ている。その船長の指令は、風と波の状況から発せられる。その船長が、それぞれの部署で必死に働く船員に対して、ブリッジを離れて言葉をかけてやることはできないのだ。それどころか、疲労困ぱいしている船員に対して、心を鬼にして、叱咤しなければならないのである。それが、船の安全を第一に考えなければならない船長というものである。

社長の目は絶えず外部を見つめ、その変化の方向を見極めて、自社の方向を正しく決めなければならないのだ。』

社長は、社員、お客様、商品、お金、設備など様々な事柄に気を配らなくてはならず、また、日々発生する問題にも対処しなければなりません。しかし、社長の本来の仕事とは、「会社の将来の方向を決めること」なのです。方向を決めるためには、その方向に進んだ場合にどのようになるか、ある程度の腹積もりが必要です。そのために、経営計画があるのです。

 

カワイ税理士法人/㈱プラス・パートナーでは経営計画立案のサポートをしています!

是非ご一緒に会社の将来の方向を考えましょう!!


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