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経営サポート隊通信
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Vol.45 2015年9月号

2015年09月03日

こんにちは!

早いものでもう9月ですね。

今年の十五夜は9月27日だそうです。

夏から秋への季節の移ろいを感じながら

素敵な1ヶ月をお過ごしください。

今年も残り4ヶ月。

頑張っていきましょう!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

先日、ご縁があり歌舞伎役者さんとの食事会に参加させていただきました。最初は歌舞伎役者さんというと“何だかとっつきにくそう”という印象でしたが、とても気さくな方で自ら色々なお話をしてくださり、場を盛り上げるように気遣していただき、歌舞伎に全く詳しくない私も大変楽しくすごさせていただきました。

歌舞伎と言えば親子で芸と名前をつないでいくイメージがあります。しかし、血筋ではない人も子供の頃に修行に入り、結構活躍しておられるということをお聞きしました。(食事会に来られた方も子供の頃に歌舞伎の世界に入られたそうです。)
事業承継のお話をさせていただく際に、歌舞伎の「襲名」という言葉を例にあげさせていただくことがあります。襲名の「襲」という字は「襲う」という意味もありますが、調べますと「受け継ぐ」「積み重ねる」「重ねる」といった意味もあるということです。「襲名」には名前や芸を引き継ぐだけではなく、さらに積み重ねていくという意味も込められているようです。人間の命には限りがありますが、連綿と続く芸をつないでいくのが「襲名」ということなのかもしれません。

ご一緒させていただいた方は、「スーパー歌舞伎」という新しい流れの歌舞伎を演じられている一門に所属されている方でした。多くの方に歌舞伎を楽しんでいただくために、時代に応じたものに変えていく必要があるというお話をされていました。変えるべきところは変え、変えてはいけないところは絶対変えない「守破離」の実践をされていることを教えていただいたひと時でした。


2015年9月の金言

2015年09月03日

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Vol.44 2015年8月号

2015年08月10日

こんにちは!

早いものでもう8月ですね。

まだまだ暑い日が続きますが、

夏バテしないように気を付けて

頑張りましょう!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

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先日、雨上りの休日の早朝、犬を連れて公園に散歩に行きました。濡れた木肌には蝉の抜け殻がびっしりついており、そのうちの一つに、光り輝く羽をもつ成虫になったばかりの蝉を見つけました。それが上の写真です。
蝉と言えば、うるさくて、夏の暑さをさらに暑くするといったイメージでしたが、幻想的な姿に思わず写真を撮っていました。偶然見つけた自然の神秘に感動すると同時に、身近にあっても知らないことがたくさんあるということに気づきました。

先日、オックスフォード大学の准教授が発表した「なくなる可能性の高い職業」というデータが話題になりました。パターン化された仕事や情報を伝えるだけの仕事は、ロボットやコンピューターに取って代わられる確率が高く、なくなる可能性が高いというものです。5年後10年後がどのような世の中になっているかは分かりませんが、技術革新による変化があるのは間違いありません。昔、火を起こしてかまどで炊いていたお米は、今では炊飯器がお好みの硬さにちょうど良い時間に炊き上げてくれますし、洗濯板を使ってしていた洗濯は、今では乾燥まで洗濯機がしてくれます。
なくならない仕事をするには、パターン化することができないこと、未知なるものへの挑戦や人の感覚でしか気が付くことのできない事柄、予想もつかない組み合わせなど、人間としての力がより一層重要になってくるのではないかと思います。

蝉の一生は短く儚いといいますが、人間の一生も長いようで短いものです。短い一生のスタートラインに立った蝉に、いろんなことを教えてもらったような気がした休日でした。


2015年8月の金言

2015年08月10日

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Vol.43 2015年7月号

2015年07月10日

こんにちは!

今年も後半が始まりました。

前半はいかがでしたか?

思ったより良かった、予定より悪かった…

色々あるかと思いますが、

現状を知り残り半年でできることを考える良い機会です!是非振り返りをしてみてください。

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】

先日、ある社長とお話をさせていただいた内容を少しご紹介したいと思います。

この社長は20代で両親を亡くされ、事業を承継せざるをえない状況になり事業を継がれました。お父様がお亡くなりになるまでは、工場の現場に入っておられましたので、ご自身が主導して現場の改善に取り組まれました。しかし、なかなか成果があがりません。「こんな機械使えへんで」といった具合で、積極的に新しい取組をしてくれる社員は少なく、上手くいかないのです。この会社は販売部門と加工部門があるのですが、実際にそれぞれの採算はどうなっているのか、調べられました。そして、加工部門が販売部門の利益を食いつぶしているということが判明します。その事実を現場の人に伝え、工場長の下に数個班を作り、現場のことは工場長と班長に責任を持たせるという方式に転換されます。

設備投資が必要なら、予算の範囲内で現場のことは現場に任せる、お金は出すが口は出さないという体制にされたのです。当初不安もおありだったと思います。しかし、結果的にはそれが大成功でした。現場の方々は、他人事だった工場のことを自分の事として考え始めました。必要なことをきちんと考えて言えば社長はお金を出してくれる。これまで出てこなかった改善案が出てくるようになりました。改善の工事をするにあたっても、現場の人が工事業者と交渉して、自分たちでできる範囲の工事は自分たちでするようにし、工事価格を抑える努力をしてくれるようになったのです。

また、どれくらい加工数をあげれば加工部門で利益が出るかと尋ねられ目標数値を示すと、その数値が達成できるよう徹底的に改善が行われるようになりました。ISOも積極的に導入し、実際に運用されています。

現在50代半ばになっておられる社長は、運が良かったんですよと笑っておられましたが、運だけでここまでのことができるわけではないと思います。「良い」「悪い」の基準を明確にされた上でしっかり権限移譲され、その後数字がどのようになっているかの検証をされ、情報を共有する仕組みをもっておられること、そして、素直に色々なものを受け入れる、真面目に考えるという組織の風土が良い結果をもたらしたのだと思います。

良く聞くお悩みの中に、社員さんがなかなか責任をもって仕事をしてくれないというものがあります。もちろん社員教育も重要ですが、社長の覚悟も重要だと感じました。


2015年7月の金言

2015年07月10日

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