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経営サポート隊通信
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Vol.94 2019年10月号

2019年10月01日

こんにちは!!

10月になりました。

早いもので今年も残り3ヶ月。

今月も経営サポート隊通信を

元気にお届け致します!

 

【河合由紀子のちょっとイイ話】(「僕は君たちに武器を配りたい」瀧本哲史著 講談社)
今月は、今年の8月に47歳という若さで亡くなられた、京都大学准教授であり投資家でもあった、瀧本哲史さんの著書のなかから、マネジメントの本質について書かれている部分をご紹介したいと思います。
『紀元前1500年ごろ、中国古代に、馬を見分ける名人で、伯楽という人がいた。今でも人を見る目を持った人のことを「名伯楽」と呼ぶが、その語源となった人物である。彼が馬の群れを一目見れば、たちどころに一日に百里を走る馬を見分けられたという。評判を聞いた人々が、自分も馬の見分け方を知りたいとやってきて、伯楽に教えを乞うことがよくあった。そのときに伯楽は、自分の嫌いな客と好きな客で、教えることを分けていたと伝えられている。 伯楽は、嫌いな相手に「名馬」の見分け方を教え、好きな相手には「駄馬」を見分ける方法を教えていたのである。
普通に考えれば、贔屓のお客に名馬の見分け方を教えるところだが、彼は逆だった。伯楽はどうして「駄馬の見分け方」を贔屓の客に教えたのか。それは、世の中には、名馬よりも駄馬のほうがずっと数が多いからだ。ならば、めったに存在しない名馬を見分ける眼力よりも、世に溢れる駄馬の中から本当にダメで使いようがない馬をふるい落として、気性は荒いけれど力が強かったり、足は速くないがスタミナがあったりする馬の素質を見抜いて、適材適所に使える能力のほうがずっと役に立つからである。
人間をマネジメントするスキルにも同じことがいえる。世の中に傑出した人物などほとんどいない。たとえいたところで、その人物が自分の配下になってくれるかどうかは別の問題だ。世のほとんどの人は凡人なのだから、その凡人をうまく使うスキルを学ぶことが大切なのである。』
この本は、学生が変化の激しい時代を生き抜くために身につけてほしい考え方(武器)をわかりやすくまとめたものです。しかし、内容は学生に限らず、これからの時代を生き抜くためのヒントが詰まっています。ご興味のある方は是非!


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